あけましておめでとうございます。
また新しい1年がはじまりました。
こわれたモニターも新しくなりました!
新しい気持で、この1年が幸せな良い年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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ディーヴは空をみあげると、
指をさして、にっこり笑った。
「Blue sky!」
わたしをみて、またにっこり笑った。
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トンプキンス広場にはロンがいた。
ロンは詩人で、十字架の首飾りをつけていた。
ロンも白いシャツを着ている。
ロンは無口で笑わない。
ロンは、きみのスケッチブックには色がないといって、
胸のポケットから一本の緑のボールペンを私にくれた。
今はもうそのボールペンもなくしてしまったけれど。
ロンは一編の詩をくれた。
白い紙にワープロの文字がきれいに並んでいた。
あるときロンがまたひとつ、詩をくれた。
ノートの切れ端に青いペンで書いてある。
『FLASH BACKS』というタイトル。
でも訳すことができなくて、ふたつの詩はずっと持っている。
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「ニューヨーク.トンプキンス広場の想ひで」
トンプキンス広場が晴れた日は、人がいっぱいだった。
トンプキンス広場はイーストヴィレッジのはずれ、
アルファベット・シティにある。
緑の樹と、緑のベンチと、
小さな水飲み場のほかにはなんにもない。
可愛いチューリップの花も、
きれいなバラの花も咲いていない。
ブランコも滑り台も噴水もない。
でも鳩や犬がいて、毎日のろのろ時間が流れていた。
いくつも並んだベンチは干からびた鳩の糞が
ぺちゃっと白くこびりついていたけれど、
誰でもすわったり寝そべったりできて、
私はベンチが好きだった。
ベンチが緑色なのも、好きだった。
トンプキンス広場で彼らに会ったのは、
7月の、暑い、暑い、とろけてしまいそうな夏の初めだった。
1989年のこと。
もう遠い日の想い出となってしまったけど、
いまもときどき彼らのことをおもいだす。
2007年5月、平安画廊で念願の個展。
15年もかかってしまった。
木版画にしようと思い版木に木炭で下絵を画いていたが、
いつのまにか、「版画」から「板画」に。
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さて、ふたたび天使?の笑顔の登場です。
彼女の笑顔を見ていると、じんわり元気が湧いてきます。
ちょっと落ち込んだとき、日々の雑事に追われつかれたとき、
携帯から彼女の笑顔をひっぱりだして、にんまり。
つかの間、しあわせな気分に。
世界中の赤ちゃん、幼い子どもたちの笑顔が
地球上から消えてしまわないように、
笑顔で満ちあふれますように。
]]>震災後、亡くなられた多くの方々や
犠牲になられた多くの方たちのことを思うと、
とてもブログを書く気持になれなくて、
気がつくと、5月も終わりに近づいていました。
震災から、もう2ヶ月が過ぎてしまったんですね。
被災地が一日でも早く、復旧、復興できますように
ただただ祈るばかりです。
今日は朝から雨がしとしと降り続いて、空気も冷たく、
気温の変化で体調をくずされる方もあるのではと思います。
また明日からがんばらなければ!と思います。
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きょうは同居人の卒業式。
あいにく朝から雨模様。
眠い目をこすりながら、ぼお〜っとして、
なかなか食事がすすまない同居人。
昨日は、ベルトがない!靴がない!
あわてて買いに走りました。
もちろん本人が。
そして今朝も、カバンがない!シャツがない!コートがない!
そのうえ、タクシーがこない!
ないないづくしの朝でしたが、
なぜだか気がついたらいつのまにか傘立てに、
傘だけはたんとあるのです。
だからきょうは、雨がどんなにじゃじゃ降りでもだいじょうぶ。
黒のスーツとネクタイもばっちり決まり、
ベージュの吉田カバンとコンビニのビニール傘が、妙にしっくり。
ギターをかついでタクシーに乗りこむうしろ姿を無事見おくって、
ほっとひと安心。
ながい高校生活にもようやく終止符をうって
この春、新たなスタートです。
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ソフアーとこたつのあいだから、でられません。
南がわのリビング&キッチン。
ベランダからぽかぽかと陽ざしがはいり、温室のよう。
窓を背に、ソフアーとこたつのあいだに挟まって
テレビをみながらうつらうつらする。
まったりと過ごす至福のひとときです。
晩ごはんのあとも、まったり。
毛布にもぐりこんで、まったり。
あまりの心地よさに、
同居人と奪いあいになることもしばしば。
でられんなあ〜
うん、でられん
でられんなあ〜
このままやと、やばいんちゃう?
うん、こたつがわるい!
ん〜、毛布がわるい!
そや、毛布がわるい!
そんなことをいいあっていたのもつかの間。
もう、春がきていますね。
そろそろでられそうです。
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卒業式は正装で!
同居人のたっての願いでスーツを買いに、
月夜の公園をとおりぬけ、駅まで歩く。
もしも飴玉がおちていたら、
そうだ!ひろって、
あの日のこうちゃんにとどけてあげよう。
あめだまちょうだい!
ぱっと右手をひろげてさしだした、
こうちゃんのその手のひらに、
あの日、飴玉をそっとのせていたら、
飴玉をもらっただけで、こうちゃんは、
よろこんで走って家へかえったにちがいない。
飴玉をきゅっとにぎりしめて。
だけど、飴玉はみつからない。
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今年のバレンタインデー。
マーガレットの花をあつめたくて
あちこちの花屋さんをさがしまわりました。
うさこちゃんのように、シロクマの赤ちゃんのように、
子犬のようにかわいい、マーガレット!
頭のなかはマーガレットの花でいっぱいになり、
チョコレートのことをうっかり忘れてしまいました。
だから、チョコレートのかわりにかざります。
]]>思ったより暖かだったので、龍安寺へ行ってきました。
灰色の空を網の目のように覆う樹々の枝。
紅葉の時期とはうって変わって、
なにかしら淋しい風景。
つくばいのあるところに立ち寄って、と思いましたが、
ぽけっと空をみながら歩いていると、
いつのまにか、池をぐる〜りひとまわり。
水面をすべるように移動するアヒルとカモ。
中州?には、クロサギが一羽、立ちつくしたまま。
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空が ひろがっているだけ
ぼくは 空とか水を
はじめてしったときがあるな
さいしょは しらんかったな
]]>龍安寺にある銭形のつくばいです。
こんな文字が記されています。
五
矢 口 隹
止
中心の口を共有すれば「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」となり、
禅の格言を謎解きに図案化された無言の悟道だそうです。
いまのわたしのためにあることばです。
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座敷童子、ではありませんが、
友人がこの絵をみて、座敷童子だ!と。
座敷童子をみたひとは幸せになれる。
幸福がくるから手放さずに家においといて、と友人。
2009年12月、河原町三条のアートギャラリー北野で
個展を開催したときのこと。
あれから1年が過ぎました。
幸福は、わたしのもとに訪れたでしょうか。
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