日々のこと

謹賀新年2012

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あけましておめでとうございます。

また新しい1年がはじまりました。

こわれたモニターも新しくなりました!

新しい気持で、この1年が幸せな良い年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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ディーヴは空をみあげると、

指をさして、にっこり笑った。

「Blue sky!」

わたしをみて、またにっこり笑った。

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トンプキンス広場にはロンがいた。

ロンは詩人で、十字架の首飾りをつけていた。

ロンも白いシャツを着ている。

ロンは無口で笑わない。

ロンは、きみのスケッチブックには色がないといって、

胸のポケットから一本の緑のボールペンを私にくれた。

今はもうそのボールペンもなくしてしまったけれど。

ロンは一編の詩をくれた。

白い紙にワープロの文字がきれいに並んでいた。

あるときロンがまたひとつ、詩をくれた。

ノートの切れ端に青いペンで書いてある。

『FLASH BACKS』というタイトル。

でも訳すことができなくて、ふたつの詩はずっと持っている。

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「ニューヨーク.トンプキンス広場の想ひで」


トンプキンス広場が晴れた日は、人がいっぱいだった。

トンプキンス広場はイーストヴィレッジのはずれ、

アルファベット・シティにある。

緑の樹と、緑のベンチと、

小さな水飲み場のほかにはなんにもない。

可愛いチューリップの花も、

きれいなバラの花も咲いていない。

ブランコも滑り台も噴水もない。

でも鳩や犬がいて、毎日のろのろ時間が流れていた。

いくつも並んだベンチは干からびた鳩の糞が

ぺちゃっと白くこびりついていたけれど、

誰でもすわったり寝そべったりできて、

私はベンチが好きだった。

ベンチが緑色なのも、好きだった。

トンプキンス広場で彼らに会ったのは、

7月の、暑い、暑い、とろけてしまいそうな夏の初めだった。


1989年のこと。

もう遠い日の想い出となってしまったけど、

いまもときどき彼らのことをおもいだす。

2007年5月、平安画廊で念願の個展。

15年もかかってしまった。

木版画にしようと思い版木に木炭で下絵を画いていたが、

いつのまにか、「版画」から「板画」に。

天使?

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天使?


さて、ふたたび天使?の笑顔の登場です。

彼女の笑顔を見ていると、じんわり元気が湧いてきます。

ちょっと落ち込んだとき、日々の雑事に追われつかれたとき、

携帯から彼女の笑顔をひっぱりだして、にんまり。

つかの間、しあわせな気分に。


世界中の赤ちゃん、幼い子どもたちの笑顔が

地球上から消えてしまわないように、

笑顔で満ちあふれますように。

ながいあいだブログをお休みさせていただきました。

震災後、亡くなられた多くの方々や

犠牲になられた多くの方たちのことを思うと、

とてもブログを書く気持になれなくて、

気がつくと、5月も終わりに近づいていました。

震災から、もう2ヶ月が過ぎてしまったんですね。

被災地が一日でも早く、復旧、復興できますように

ただただ祈るばかりです。

今日は朝から雨がしとしと降り続いて、空気も冷たく、

気温の変化で体調をくずされる方もあるのではと思います。

また明日からがんばらなければ!と思います。

卒業式の朝

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きょうは同居人の卒業式。

あいにく朝から雨模様。

眠い目をこすりながら、ぼお〜っとして、

なかなか食事がすすまない同居人。

昨日は、ベルトがない!靴がない!

あわてて買いに走りました。

もちろん本人が。

そして今朝も、カバンがない!シャツがない!コートがない!

そのうえ、タクシーがこない!

ないないづくしの朝でしたが、

なぜだか気がついたらいつのまにか傘立てに、

傘だけはたんとあるのです。

だからきょうは、雨がどんなにじゃじゃ降りでもだいじょうぶ。

黒のスーツとネクタイもばっちり決まり、

ベージュの吉田カバンとコンビニのビニール傘が、妙にしっくり。

ギターをかついでタクシーに乗りこむうしろ姿を無事見おくって、

ほっとひと安心。

ながい高校生活にもようやく終止符をうって

この春、新たなスタートです。

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ソフアーとこたつのあいだから、でられません。

南がわのリビング&キッチン。

ベランダからぽかぽかと陽ざしがはいり、温室のよう。

窓を背に、ソフアーとこたつのあいだに挟まって

テレビをみながらうつらうつらする。

まったりと過ごす至福のひとときです。

晩ごはんのあとも、まったり。

毛布にもぐりこんで、まったり。

あまりの心地よさに、

同居人と奪いあいになることもしばしば。


でられんなあ〜

うん、でられん

でられんなあ〜

このままやと、やばいんちゃう?

うん、こたつがわるい!

ん〜、毛布がわるい!

そや、毛布がわるい!


そんなことをいいあっていたのもつかの間。

もう、春がきていますね。

そろそろでられそうです。

月夜の晩

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月夜の晩


卒業式は正装で!

同居人のたっての願いでスーツを買いに、

月夜の公園をとおりぬけ、駅まで歩く。


もしも飴玉がおちていたら、

そうだ!ひろって、

あの日のこうちゃんにとどけてあげよう。

あめだまちょうだい!

ぱっと右手をひろげてさしだした、

こうちゃんのその手のひらに、

あの日、飴玉をそっとのせていたら、

飴玉をもらっただけで、こうちゃんは、

よろこんで走って家へかえったにちがいない。

飴玉をきゅっとにぎりしめて。

だけど、飴玉はみつからない。

マーガレット

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マーガレット


今年のバレンタインデー。

マーガレットの花をあつめたくて

あちこちの花屋さんをさがしまわりました。

うさこちゃんのように、シロクマの赤ちゃんのように、

子犬のようにかわいい、マーガレット!

頭のなかはマーガレットの花でいっぱいになり、

チョコレートのことをうっかり忘れてしまいました。

だから、チョコレートのかわりにかざります。